庭の訪問者~のら猫
【過去記事20211031】 blog10
11月に入り、冬になる前で気持ちの良い季節になりました。猫も外で見かけるようになりました。
最近は猫のペットブームで肩身が狭いですが、庭の管理には、ネコ対策が欠かせません。
猫はもちろん悪気はありませんが、ガーデニングをする立場からすると、大切に育てる収穫物を荒らしたり、フンを庭でされるのは困ります。昨今は街中はアスファルトやコンクリばかりで、ネコも落ち着いてフンをする場所がないので、園芸のふっくらした土が絶好のトイレになります。
我が家では、イチゴの株が荒らされ、イネもネコ草(毛繕いで飲み込んだ自分の毛を吐出す胃腸薬)として食いちぎられます。木の幹で爪とぎもします。一番の問題は、ほぼ毎日どこかでフンをされて、ハエがたかるし、臭くて、いい気分ではありませんでした。
写真は、猫フンの4種の神器=「ハエ殺虫剤」、拾うための専用「トング」、水で洗い流す「じょうろ」、ネコ除け「消臭剤」(木酢液ほか)です。
テレワークになって日中も庭を見続けることができて、この1年、野良猫の実態を調査・分析?し、ネコ対策に奔走!?し、ほぼ猫のフン問題は解決しました。フンをするネコを見つけるたびに緊急出動する私の活動に疑心暗鬼だった隣の病院からも、最近感謝されました。
野良猫が頻繁に来る理由は明らかでした。別の隣の家がエサをあげるからでした。それを、角が立たないように、いくつかの方法でネコを我が家に寄せつけないようにしました。とげとげの柵や音波発生装置などの仕掛けにはお金がかかりましたが、今では、私が通ると、ネコは私が何もしなくても逃げていくようになりました。なので、おめめをサンカクにしたノラ猫の写真が多いのもそのためです。
我が家周辺のノラ猫は、白黒ぶち姉妹2匹、キジトラ隣家居候1匹、はっきりした三毛猫1匹、薄い三毛猫1匹、白黒キジボスネコ1匹(私の最大のライバル)と、隣人飼い猫1匹、合わせて7匹です。
ノラ猫を観察すると、ほぼ大半が耳にちぎられた痕があり、それは去勢・避妊手術を受けた印しなのだそうです。それを「地域猫」と呼ぶようで、逆に言うと、一度捕獲されながら再び解放されているようです。市役所の人に聞いたら、「動物愛護管理法」に基づく措置なのだそうで、結局野良猫は、人間が繁殖させて飼育に困って手放された存在のようです。
それらノラ猫たちの寿命は約5年、しかも避妊措置されているので、理論上は最大5年で周辺のノラ猫はいなくなる計算ですので、今後その生態・遍歴を見ていきたいと思います。