建築めぐり~愛知県豊田市(その1)=豊田美術館                                                                 

秋になりいい天気が続き、仕事を利用して建築めぐりを精力的に?しています。今回は、初めて豊田市に足を運び、豊田美術館で「フランク・ロイド・ライト展~世界を結び建築」を見に行きました。目的は三つで、一つはフランク・ロイド・ライトが好きだから、もう一つは谷川吉生の豊田美術館を見たいから、最後に豊田市というトヨタの本拠地の街を見たかったからです。日本でこの展覧会が開かれるのは26年ぶりとのこと。

まずは、豊田市散策からお話ししていきます。
11月9日、とある鉄道会社での打ち合わせが終わり、そこから名古屋鉄道豊田線に乗って、豊田市駅に降りました。名古屋駅から約1時間といった距離でしょうか?駅の印象は、トヨタ自動車やその関係会社のオフィスビルが立ち並んでいるというわけではなく、私鉄の特急電車が止まるくらいの大きさというイメージでした。さすがに、行き交う車はトヨタ車、特にプリウスが多く感じました。豊田市役所は、名古屋市役所並みに大規模でした。財政も潤っているのでしょう。

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豊田美術館は、駅から案内板に沿ってペディストリアンデッキを渡り徒歩20分ほどの小高い丘にそびえていました。増築しているようで、今はやりの木造大規模建物が建設中でした、坂茂の設計のようです。敷地に入ると、谷口吉生の四角い箱が現れます。谷口吉生さんの有名作は、この豊田美術館、葛西臨海公園クリスタルビュー、つくばカピオ、鈴木大拙館、GINZA SIX、ニューヨーク近代美術館などがあります(ニューヨーク以外訪問しました。また、雪が谷の家にも、山形酒田の土門拳記念館にも行きました)。私は、クリスタルビューの総ガラス張りの建物に惹かれていました。私の谷口さんの建物のイメージは、薄い大きな箱で造形する建築とガラス・水面の組み合わせというイメージです。キュービックの展開と天井の高さが気持ちいい空間です。豊田美術館もその特徴をたくさん織り込まれています。豊田美術館は左半分が地中になっていてその屋上が鏡の広場となっており、子供のかくれんぼの遊び場になっていました。

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