建築めぐり~愛知県名古屋市 ガウディとサグラダ・ファミリア展=名古屋市美術館

2/1(木)家族のコロナが完治して、名古屋のオフィスに出社しました。早いお昼休みを取り、職場から徒歩10分の名古屋市美術館を訪問し、「ガウディとサグラダ・ファミリア展(2024.3.10まで)を見に行きました。久しぶりの建築めぐりです。

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まず、会場である名古屋市美術館は、白川公園と大きな球が宙に浮いた建物の名古屋市科学館(日建設計)の間である美術館で、メタボリズムの黒川紀章の設計(1998年)です。黒川さんは愛知県出身だそうです。この建物はもう30年近くたちますが、古さを感じないポストモダニズムないい雰囲気の建物です。

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さて、入場料1800円を払って、急いで見学と思ったら、平日なのに、かなりの人出でした。ユネスコの世界文化遺産にも選ばれたサグラダ・ファミリアは有名なんだと感心しました。

私自身、あまりガウディのことは知りませんでした。活躍した年代としては、近代建築の面々、コルビジュエは1887年スイス生まれ、ライトは1867年アメリカ生まれ、アアルトは1898年フィンランド生まれ。アントニオ・ガウディは1852年スペイン生まれでガウディも近代建築の真っただ中に活躍した人だと、今回知りました。この時代は、万国博覧会ブームで、建築の国際化がなされた良い時代だったように思います。

ガウディは初めから建築家を目指して、パリ万博でデビュー、富豪のパトロンを得て、グエル邸、グエル公園、カサ・ミラ(写真)など有名な作品を主にバルセロナで産み出しました。特徴は、装飾的、かつ、自然をモチーフとした非対称・自由造形・彫刻的、さらに、スペインならではのイスラムと西洋の融合を感じされる建物です。他の偉人たちと建築思想が違うのは、敬虔なカトリックであるガウディは宗教的と感じました。サグラダ・ファミリアも、結局のところ、ネオ・ゴシックの教会ですし。

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この展示会は、そのアントニオ・ガウディの生涯、建築物を一通り知ることができる内容で、勉強になりました。サグラダ・ファミリアの模型・映像がたくさんありました。展示は2024年3月10日までです。

サグラダ・ファミリアはいよいよ完成するそうです。

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