中学受験伴走記(2026受験)~SAPIX4年生を振り返って
我が娘、ポコちゃんは2年生の夏休みから最寄りの中学受験塾最大手SAPIXに通っています。この2月から、5年生の授業が始まりました。(中学受験の塾は、2月が入試本番なので、新学年は2月から始まるようです。)4年生は多くの中学受験と同じ、算数・国語・理科・社会の4教科でほぼ毎月テストがあり、成績でクラス替えが行われます。厳しい世界に飛び込みました。
2023年の4年生で1年間受けた試験の結果は、それぞれいろいろアップダウンがありましたが、1年間の偏差値の平均で52という結果でした。受講生の平均より少し上の順位でした。
ポコちゃんは、4年生初めのテストで偏差値59.0で、SAPIXでは御三家が狙えるアルファクラス(偏差値60以上)の一つ下のクラスにいましたが、夏休みまでに少しづつ下がり、夏期講習後の「組み分けテスト」で平均以下のクラスになってしまいました。私自身ほぼテレワークで自宅にいたので、その時以来、すべての教科を家で教えながら4年生を過ごしてきました。それで、この1月に、4年生の最後の「組み分けテスト」でやっと偏差値52.5と水面(平均)から顔を出して、4年生のクラス替えの戦いが終わりました。
科目別には、国語・社会は何もしないでも偏差値55前後、算数・理科は偏差値49前後と、完全な文系女子です。私の家系が文系なので、遺伝かもしれません。特に算数は苦労していて、受けたテストの半分が平均点以下(偏差値50未満)でした。夏休み以降いくつかの習い事もやめて、勉強だけでかわいそうな気もしますが、このようなレベルの高い塾では、ほどほどの勉強でやり過ごすわけにはいかないので、私がほぼ100%伴走して、勉強漬けの日々が続いています。
なお、SAPIXの生徒全体の母数は6700人くらい、教室は関東では50弱くらいあるようです。教室ごとの競争原理が働くようで、今通っている教室の教室長の熱意がすごく、SAPIX同学年の教室の中では偏差値50.8ということで、全教室全体の平均より高い生徒が多い教室のようです。そのため、偏差値52のポコちゃんは今の教室ではちょうど真ん中に位置します。
そもそも、SAPIXに入塾した動機は、ポコちゃん本人の意志というより、妻が「早めにSAPIXの入塾テストを受けると入りやすい、4年生・5年生で勉強を始めても、そもそも定員締め切りがあって入れない、入塾テストに受からない」という小手先の理由だけで、受験の具体的なイメージもなく入塾しました。
2年生の後半から3年生までは週1回算数・国語だけでのんびりした雰囲気ですが、それでも3か月に一度くらいクラス替えがあります。いい点数順にクラスが決められます。ポコちゃんは、当時全体の平均かそれより少し低いクラスでした。
私自身、はじめのうちはその勉強に関与せずすごしていました。まだ幼い子供にテストの成績でクラス分けさせることの残酷さを感じ、テストなんて受けなくてもよいと考えていました。しかし、受けてくるテストの成績が平均以下だと聞いて、自宅での勉強を見ることになりました。
通っている小学校では学年でも成績がトップクラスなのに、SAPIXだと平均以下ということで、SAPIXに集まる生徒のレベルが高い(受験問題に慣れている)と認識しました。今振り返るとポコちゃんにかわいそうなことをしましたが、授業でやっている内容が分からず帰ってきて、宿題もできずにまた塾に通うという繰り返しになっていました。そもそも、小学生には、なぜ学校以外に勉強しなければいけないのか、中学受験をしなければいけないのかなど、わかるはずもありません。中学受験は、親の見栄の部分も多いと思います。また、子供は単に周りの友達がSAPIXに通っているからという理由だけで通っていることの方が多い気がします。
そんな感じでの塾での勉強だったので、塾の勉強が無駄にならないように、また、とにかく塾の授業についていけるように、特に苦手な算数だけ、マンツーマンで「伴走」することになりました。そして、4年生後半からはテレワークをいいことに自宅で4教科すべてを教えることとなり、今に至ります。
その結果、4年生平均で偏差値52に落ち着いたことは、ポコちゃんが未だ中学受験の意義が分からないままの状態で、よく頑張ったと思っています。
5年生となって、塾は週3回の授業に増え、勉強する内容も量も相当増えると聞いています。一方、私はこれから建築士試験の再チャレンジがあり、更に、会社のテレワークも終了する見込みで名古屋での単身生活が多くなりそうなので、今までの「伴走」がどこまでできるか不安でありますが、工夫してポコちゃんをサポートしていきたいと思います。
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