コンビニで戸籍謄本を取れるようにする(その2)~自宅PCで利用申請手続き

前回2/2の(その1)記事では、マイナンバーカードを使ってコンビニで戸籍謄本を取る準備として、①マイナンバーカードを市役所で取得、②市役所で決めた暗証番号の確認、③カードリーダーの購入まで、説明しました。

今回(その2)で説明するのは、遠く離れた本籍地(だいたい実家や代々の出身地)の戸籍謄本を家の近くのコンビニで取得できるよう、「利用申請する手続き」を自宅のパソコンで進める手順を説明します。まどろっこしくて恐縮ですが、デジタル庁の手続きがそうなっています。(実際にコンビニに行って端末を操作して戸籍謄本を取得する手続きは、次回(その3)以降で説明します。)

【そもそもの経緯】パスポート取得に必要な戸籍謄本をわざわざ実家近くの区役所まで取りに行くのが面倒なので、マイナンバーカードを活用して、家の近くのコンビニで戸籍謄本を取得しようとすることを目的にしています。

まず、コンビニ交付の「利用申請」の流れは、デジタル庁のホームページの「コンビニ交付」https://lg-waps.go.jp/index.html (写真1)に載っています。

そこで注意すべき点は、

『戸籍と現住所が同じ市区町村である人』は「利用申請」は必要なく、マイナンバーカードをもってコンビニに行けば、「住民票」や「戸籍謄本」などは取得できます。

一方、『現住所と本籍地が違っている人』は、コンビニ交付が利用できるか(本籍地がこのシステム対応しているかどうか)を確認したうえで、事前にコンビニ交付の「利用申請」をこのサイトで行わなければなりません。(だいたいのサラリーマンは本籍(田舎)と今住んでいるところは違うと思いますので、「利用申請」は必要に思います。) 

また、そのサイトの稼働時間6:30-23:00にご注意ください。23時を超えると作業ができなくなってしまいます。

さて、まず「本籍地の戸籍証明書取得方法」https://lg-waps.go.jp/01-06.html (写真2)の画面に移ります。

そこに書いてある、申請手続きの「STEP1」として、現住所・本籍地がこのマイナンバーカードでコンビニ交付できるシステムが完備しているかを、「利用できる市区町村」というページ https://lg-waps.go.jp/01-04.html (写真3)で確認します。

それで現住所、本籍地の両市区町村で利用可能な場合には、「STEP2」に進めます。

申請手続きの「STEP2」として、「申し込み(利用申請)」を行ないます。その方法として、コンビニの端末で申請するか、自分のパソコンからインターネットを通じて申請するかの2通りがあります。この件の電話窓口(0120-950-178)では、コンビニでの申し込みをやたら勧められますが、私は自宅で自由にできるパソコンから申し込みをしてみました。「STEP2」の「A.インターネット端末による申請」は、 https://ks.lg-waps.go.jp/ksgu/#/ という画面(写真4)に移って申請を進めていきます。

最初の画面には、記事(その1)で準備したことが繰り返し記載されているので、そのまま一番下の『次へ』のボタンをクリックします。すると、次の画面(写真5)が現れますので、パソコンでの利用申請をする場合には、画面「1.本籍地への利用申請を行う」の、『本籍地への利用登録申請画面を開く』のボタンをクリックします。

次の画面 https://ks.lg-waps.go.jp/ksgu/#/gus (写真6)が現れますので、「STEP1.申請環境の準備」、「STEP2.申請内容の入力」を読んで、そのまま一番下にある『次へ』のボタンをクリックします。

すると、次の画面(写真7)が現れます。

ここがインターネット申請での一番の鬼門となります(デジタル庁の不出来を感じます)。その理由は、まず「STEP1 申請環境の準備」の「2.インターネットに接続す可能なパソコン」として、「OSがMicrosoft Windows 10 64ビット版」と書かれてあります。

(2024年現在、大半の方のWindowsパソコンは、Windows11に進化しているのではないでしょうか?私は、マイナポータル電話窓口(0120-950-178)にそれを優しくクレームしましたが、所詮オペレータなので取り付く島もありませんでした。しかし、幸いなことに、我が家に今ではあまり使っていなかったWindows10 64ビットのパソコンがあったので、それを使ってパソコンから申請を進めていきました。

次の鬼門が、「必要なソフトウェアのダウンロード」で、その画面(写真7) の「1.利用者クライアントソフト」にある『利用者クライアントソフトのダウンロード(JPKIポータルサイト)』ボタンを押すと、次の画面「公的認証サービス ポータルサイト」 https://www.jpki.go.jp/download/win.html (写真8)に切り替わります。

そして、ダウンロードするソフトウェアが、2つ出てきます。1つは、「利用者クライアントソフトのダウンロード」(Windows版Ver3.5)、2つ目は「利用者クライアントソフト(Edge/Chromeブラウザ利用版)のダウンロード」があります。「コンビニ交付」を目的とする場合は、後者の「利用者クライアントソフト(Edge/Chromeブラウザ利用版)のダウンロード」を選んでください。(画面での説明がなく、私は二度手間をしてしまいました)

「利用者クライアントソフト(Edge/Chromeブラウザ利用版)」をダウンロードした後、それをダブルクリックして自分のパソコンにインストールするのですが、警告画面が出て戸惑います。その場合ダブルクリックせず、再度、ソフト名(JPKTWin_Edge_Chrome_01-00」のアイコンの上でマウス右クリックをして、「管理者として実行」を選ぶとインストールできるようになります。

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そして、やっと「STEP2 申請内容の入力」https://ks.lg-waps.go.jp/ksgu/#/gus に移って、取り寄せたい自分の本籍地情報を登録できるようになります。

自分の本籍地の情報をすべて選択・入力したら、画面内「3.利用登録申請の実施」にある(灰色から)黄色に変化した『利用登録申請』ボタンを押します。その時には、カードリーダーをパソコンにつなげて、マイナンバーカードを差し込んでおいてください。 

すると、「署名用電子証明書」の暗証番号(大文字英字と数字の組み合わせで6~16桁)を画面で尋ねてくるので、暗証番号を入れます。

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次の画面で「本籍地等情報」という最終確認の画面が出てくるので下の『申請実施』ボタンを押します。

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次の画面に移り、16ケタの申請番号が出てきます。

それをメモに控えて、営業日3-5日間待ちます。大変な作業でした。

5日後、次の画面 https://ks.lg-waps.go.jp/ksgu/#/guk に自分の16ケタの申請暗号を入力する(カードリーダーのセットは不要)と、手続き完了かどうかの結果が出てきます。 私の場合、うまくいったようです。

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1/31に申請して、土日をはさんで、2/5に3日で確認が取れました。 

いよいよ次回(その3)、コンビニで戸籍謄本を取りに行ってきます。

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