オリーブ日誌-秋(その9)=オリーブオイル搾油に挑戦
【過去記事20211023】
10月19日すべてのオリーブの実を収穫しましたが、キズや虫食いされた実(計算したら、収穫した実の18%)をそのまま捨てにるは忍びないので、オリーブオイルに挑戦しました。。
家族も、「オリーブオイルが作れるの?」と興味津々。「今から作業するから。おやすみなさい」と言って、部屋にこもり作業を始めました。(10/18 21:10-22:10)そして、おもむろに叩き始めました。(コワい雰囲気)
訳ありの実は352kgで、キズは主に風で長い間壁に擦れた痕か、虫食いで生じています。それを1日水に漬けて柔らかくして、Ziplocに二重に詰めて肉をたたく調理器でつぶしていきます。
水に一日漬けると、香ばしい(淡い梅酢?)匂いがします。そして、表面に油がにじみ出ているようで、それが空気に触れるとすぐに紫色に変色します。オリーブの木で実が熟すと紫色になるのは、オリーブの油で表面近くで酸化し変色するのではないかと思いました。
本場のオリーブオイル搾油では黒く熟した実を搾油する理由もわかる気がします。しかし、我が家のオリーブは紫色になるまで熟すと、しわしわになって搾ることはできないので、緑色の実のまま搾油してみます。
二重にZiplocに入れたオリーブを、初め10-20分は肉たたきで実をつぶし、種と実を分離します。その後1時間ひたすら、手もみで油を搾りだしました。かなり疲れました。Ziplocの袋は油でぬるぬるしています。また、強くつぶすとZiplocが破れる可能性があります。
中身を取り出し、二重にしたガーゼに包み、ろうとに詰めて、空いたペットボトルに差し込みました。作業現場は取っ散らかっていますが、いい香りが漂います。
そして、翌朝。
うーん、黄色いオイルらしきものが見当たりません。コーヒー牛乳みたいな色で、さらさらしています。悪い匂いではありません。また、写真ではわかりませんが、表面にはうっすら油らしきものが浮いていました。念のため、重さをはかってみました(実7%分の液体)。
結局、オリーブオイルは我が家では搾油できませんでした。来年以降、育て方、収穫時期、加工方法を勉強して、再チャレンジしたいと思います。読んでいただいたにもかかわらず、失礼しました。