家族コロナJN.1罹患~NHK「電子立国 日本の自叙伝」1991年
先週末1/18金曜日 子供が学校から帰宅後39度の熱が出ました。翌日病院で診察すると、「コロナ」と判明。我が家として、今頃になって初めてのコロナ感染となってしまいました。先週学校のクラスで具合が悪くなる子が途中下校してしまうことが数件見られたようで、学校でコロナが蔓延したのだと思います。その夜子供と一緒に寝た妻も、次の日から38度の発熱が4日間続きました。コロナの感染の速さには驚きます。ニュースでも、JN.1株という変異株でコロナ感染が足元増えてきているようです。子供は2日すれば熱も下がりすぐ元気になりましたが、妻の高熱は長く続きました。普通の風邪となったコロナで、私自身は多少微熱ながら今のところ体調は問題ありませんが、病院からは当人および濃厚接触者は、症状が出てから5日間は今でも自宅待機が必要なようです。
そんな事情で、1/19,20の土日は自宅待機となり、寝室を病人2名に占拠(隔離)されたので、テレビのある居間で寝食することとなりました。やることもないので、購入しながら見ていなかったDVD「NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 1-6巻」をひたすら鑑賞しました。今から30数年前の1991年1月から6月に放映された番組で、私が2年前に何を思ったか半導体業界への転職を目指していた時に購入したDVDでした。
今回改めて見てみると、まず1990年代に見ていたテレビ番組の手作り感、インタビューに出てくる半導体業界の先駆者たちの飾らないコメントは、当時の豊かな時代を感じ取りことができ、また当時自動車業界に次いで世界を席巻しようとしていた日本の半導体業界の日進月歩の努力と執念の凄さを感じました。あのまま半導体業界が成長したら現在の日本はすごいことになっていたのではないかと思いました。あの時日本の「ビジコン社」が国内の電卓戦争に敗れて倒産しなければ、今のインテルが独壇場のマイクロプロセッサ―(CPU)は日本が世界を席巻していたのではないかと思いました。1990年代以降、日本はバブルが崩壊し、半導体の莫大で早い投資サイクルを恐れ、モノづくりが軽んじられて前向きなマインドが縮んでいった日本は本当に残念に思います。
今では高度化した半導体業界の全体像や製造方法はすぐには分からなくなってしまいましたが、このDVDを見ると、今ではなかなか見られない製造工程や技術の変遷が画像で見られてよく理解でき、よいDVDでした。
足元、世界最大の半導体製造メーカー台湾TSMCが熊本で、また、半導体国産を目指すラピタスが北海道で工場を新設していく中で、今度こそは半導体業界で日本が再び世界トップを目指してほしいと思いました。
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