オリーブ日誌-秋(その2) =収穫・新漬け1回目  

【過去記事20210906】

今週になって、千葉もかなり涼しくなってきました。

冷たい雨も降って、オリーブの実が落果し始めたので、プランター栽培の3本のうち1本=ネバディロ・ブランコの実を急遽収穫。受粉樹なので実として期待していなかったのですが、大きく食べ応えがある実がなるようになってきました。この木は実が傷みやすいので、早めの収穫。子供もご機嫌に一緒に収穫。

1本で合計553g収穫。すがすがしいにおいがします。

水洗いをして、「新漬け」=塩とニンニク・ハーブで味付けにします。保存して、いつもクリスマスのおつまみにしています。(但し、あまり日持ちはしない)

ちなみに、オリーブというとオリーブ油を連想しますが、家庭菜園レベルの量ではオイルはほとんどとれません。手がべたべたになって終わるくらいです。

さて、「新漬け」開始。

◎<手順①>・・・オリーブの「渋抜き」をします。そのままでは苦くて食べられません。

・まず水洗いします。=へたをとげぬきで採り、ZILOCで2時間水につける。

・苛性ソーダで渋抜きします。=苛性ソーダNaOHはアルカリ化学品ですが、製造方法は海水を電気分解しただけですので、本当は自然由来です。ただし、触れると手がぬるぬるします。石鹸の原料だったり、紙の漂白剤だったり、世の中で活躍しています。薬局で理由を言えば売ってくれます。390円で50年分!

なお、苛性ソーダではなく塩水で渋抜きしていると年が明けてしまいます。

・オリーブの重量と同じだけ苛性ソーダ2%水溶液を作って(はじめは反応熱を持つので冷めてから)、オリーブを入れたZIPLOCK容器に流し込みます。ここでポイントは、オリーブの実は溶液に埋没させて落し蓋をして空気に触れさせないことです。(界面部分は茶色く変色しておいしそうに見えなくなります)

そして、12時間の渋抜きが始まります。

A-Ziploc(良質):276g(+溶液300g):9/6 22:30渋抜き開始

B-Ziploc(傷あり):230g(+溶液250g):9/6 22:15渋抜き開始

残り2本は10月に入って収穫です。

今回は山場なので写真をたくさん貼り付け(それでも最小限)。